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中セルビア主義はやめたほうが・・・

ボスニアの情勢が、平和から紛争方向へちょっと戻りつつある。以下ソース


>> ボスニア・ヘルツェゴビナの3民族それぞれの代表(幹部会員)を決める選挙で4日、
>>多民族国家の維持を訴えるボスニア人(イスラム教徒)とクロアチア人の候補が事実上の
>>勝利宣言を行う一方、セルビア人側ではボスニアからの離脱を主張する候補が勝利宣言した。
>>
>> 主にボスニア人とクロアチア人から成る「ボスニア連邦」と「セルビア人共和国」で構成される
>>ボスニア・ヘルツェゴビナでは、3民族の代表が8カ月の輪番で大統領(幹部会議長)を務める。

>> ボスニア人代表として勝利宣言したのは、ボスニア紛争当時のイゼトベゴビッチ幹部会議長の
>>息子で、民主行動党の新人バキル氏。他民族との協調に前向きとされる。クロアチア人候補では、
>>民族融和を訴える社会民主党の現職コムシッチ氏が勝利を宣言した。
>>
>> 一方、セルビア人側では、ボスニアからの離脱を掲げる独立社会民主同盟の現職
>>ラドマノビッチ氏が勝利宣言した。

http://mainichi.jp/select/world/news/20101005dde007030034000c.html


記事にもあるが、ボスニアは実質的に二つの国家による国家連邦に近い。
一つがセルビア人を中心にしたセルビア人共和国(通称スルプスカ共和国)、
もう一つがボシュニャク人、クロアチア人を中心にしたボスニア連邦である。

ボスニアでは、郵政や交通など、本来は主権国家が統一的に管理するべき基本的なサービスも、『国家』 ごとに別々に運用されている。通貨だって 『国』 によって絵柄が違う。
本来は別々であるべき地域を、強引に一つの統一国家にまとめているのである。


そんな危うい状況の中で、セルビア人の分離主義者が台頭しているのはマズい。ものすごくマズい。
なぜかというと、スルプスカ共和国の 「ボスニアからの離脱」 は、限りなく 「セルビア共和国への併合」 と同じ意味だからである。


もしスルプスカ共和国が本気で 「ボスニアからの分離、セルビアへの併合」を宣言した場合、ボスニアは即座に内戦になる。セルビアとボスニア連邦との戦争も避けがたく、クロアチアの介入もほぼ確実に起こる。
そして、旧ユーゴ諸国のセルビア人地区の、セルビアへの併合の動きも再燃する。旧クライナセルビア人共和国地区や、コソボ極北部は特にヤバい。
そうなりゃ、ユーゴ全域が紛争に逆戻りである。


だから、国際社会はセルビア人の分離主義を絶対に許さない。旧ユーゴの各地域のセルビアへの再併合 ―― いわば、「中セルビア主義」 ―― が認められることはありえない。

旧ユーゴ地域は、表面上平和であっても、瞬間的に紛争が燃え上がるリスクを今でも抱えている。
なんでもいいから、ユーゴに平和が続くことを願うばかりである。


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