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スルプスカ共和国の不穏

ボスニアの情勢が、またきな臭くなってきた。以下ソース。


>>ボスニア・ヘルツェゴビナ:再び緊張 和平合意の是非問う住民投票巡り
>>
>>民族対立の火種を抱えるボスニア・ヘルツェゴビナが再び、混迷の度を
>>深めている。ボスニア和平の枠組み「デイトン合意」(95年)の是非
>>を巡り、分離志向のセルビア系議会が住民投票の実施を承認。同国を
>>管理する国際機関のインツコ上級代表が撤回を求めて「最後通告」を
>>突き付けるなど、緊張が高まっている。
>>
>>(後略)
>>
>>http://mainichi.jp/select/world/news/20110510dde007030052000c.html



以前のエントリでも触れたことがあるが、現在のボスニア・ヘルツェゴビナは、2つの国家による連邦国家である。「国家」のうち1つが、セルビア人を中心とするスルプスカ共和国、もう1つがクロアチア人、ボシュニャク人を中心とするボスニア連邦である。


20世紀末のボスニア紛争では、セルビア人、クロアチア人、ボシュニャク人の3勢力が三つ巴となって戦った(状況によって同盟したり戦ったりした)。最終的にデイトン合意によって紛争は一応終わり、紛争の当事者どうしを連邦国家の枠組に押し込み、現在のボスニア・ヘルツェゴビナが生まれている。


今回は、ボスニア内のスルプスカ共和国(先ほども述べたように、これはセルビア人勢力)が、紛争を集結させたデイトン合意の承認を、取り消すかもしれないという話である。
和平直後ならいさ知らず、いまさら合意を否定したところで、象徴的な意味合いしか持たない。しかし、ボスニア国内の緊張が異常に高まり、排他的な民族主義が栄える結果になることは間違いない。またかよ。


現代のセルビア人が、ボスニアを初めとする旧ユーゴ諸国の現在の秩序に対し、強い不満を持っていることは知っている。今回の動きは、その不満をアピールするためのものなのか?

ただ、気持ちはわかるとはいえ、和平合意を否定すると言う手段は、いかにもまずい。セルビア人の外交下手は有名だが、いくらなんでもまずい。スルプスカ共和国に何の利益ももたらさないばかりか、最悪の場合、内戦に発展しうる。
ボスニア・・・というより旧ユーゴ全般は、表面上は平和を保っていても、潜在的な紛争のリスクが恐ろしく高い。取るに足らないような事件をきっかけに、大爆発が起こる。そういう異様な沸点の低さは、21世紀現在の今も全く変わっていない。


コソボがようやく落ち着いたと思ったら、今度はボスニア第2ラウンドかよ。第二次大戦と冷戦終結後に、あれだけ陰惨な紛争をやったのに、本当に、まだユーゴで紛争をやるつもりなのか?

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最近は、冷戦、ソビエト連邦、旧ユーゴスラビアなどのネタが増えてます。

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