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領空侵犯

今日、ロシアの爆撃機2機が伊豆諸島上空にまでやってきたらしい。報道を聞く限りでは、使用した機体はTu-95だそうだ。

Tu-95は1950年代の古い爆撃機で、もとは核攻撃のために作られた戦略爆撃機である。大型で使い勝手がいい上に大量に生産したので、現在でも哨戒爆撃機として広く運用されている。
冷戦が華やかだった70年代ごろには日常茶飯事的に日本の領空へ飛んできた機体であり、別に今日の領空侵犯が唐突な軍事行動というわけではない。昨年の7月にも2機の同型機がほとんど同じコースでやってきて、同じように日本の戦闘機が出迎えている。
今日の事件は、「ソ連時代くらいに戦力に余裕が出てきたぞ」ということを示すためのロシアのデモンストレーションだろう。無視すべきではないが、ヒステリックに騒ぐべきことでもない。
むしろ、ロシア機の領空侵犯がほとんどなかった90年代や2000年代前半の方が、例外的な平穏期だったのである(ソ連崩壊に伴う混乱で、ロシアに行動を起こす余裕がなかった)。


話は変わるが、「北からの爆撃機の襲来」というのは、現代にあっても過去にあっても、日本にとって常に頭痛の種である。
1930年代ごろから、ソ連と満州の国境付近に、ソ連の大型爆撃機が大量に駐留し始めていた。その頃のソ連の大型爆撃機はTu-3という、今回のTu-95と同じ血筋の機体だった。
柳条湖事件をきっかけに満州国を建国した日本は、次に戦争をする相手はソ連だと考えていた(特に陸軍は本気で対ソ戦を考えていた)。しかし、もし日ソが開戦すれば、満ソ国境付近のソ連機が大挙して日本本土を夜間爆撃する可能性があった。当時の日本軍は、それを極端に恐れていた。爆撃の被害そのものより、反復する爆撃により国民が戦意を喪失することを恐れていたのである。だが、日ソ戦争自体は極めて短期間で終わり、日本軍が恐れていた事態は発生しなかった。

しかし、その「反復する爆撃による戦意喪失」は、北からでなく、南から来たまったく別の国によってすでに実行されていたわけだが、それはそれで別の話である。
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