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兵器を輸出すること

先日テーマにした、「中国製スホーイ」 に関して一応は続報があった。以下ソース。


>>ロシア空軍の傑作機として国際的評価が高いスホーイSu-27『フランカー』の知的所有権を巡り
>>中国とロシアの間で対決機運が盛り上がって来た。
>>
>>ロシア政府は中国政府に対し中国製戦闘機瀋陽『J-11』は
>>ロシアのスホーイSu-27SK型機のコピーで知的所有権を守るため提訴も辞さないと警告した。
>>ロシアの有力メディアが相次いで報じた。
>>
>>中露間の兵器取引は過去2年、6割減に落ち込み中国側の露製ハイテク兵器のコピー横行が
>>一因となっている。
>>中国は中東・アフリカなどの"第3世界"へのコピー兵器売り込みで本家のロシア製を追いつめており
>>国際兵器市場の争奪で両国が正面対決するのも時間の問題となってきた。

http://www.aviationnews.jp/2008/04/su27_7d75.html


ソースがタブロイド紙的なところであり、しかも具体的なところは何も伝えていない(『提訴も辞さない』とあっても、どこにどのような形で提訴するか不明)ので、あまり断定的な事は書けない。そのため、今回は時事の解説を避け 「兵器の輸出」 に話を絞る。


ある国にとって、『兵器を輸出する事』 は単に外貨を得る事にとどまらず、長期的には相手国に対する支配力を拡大することになる。
例えばどこかの中進国がロシア製の兵器を購入して軍隊を作ったとすると、その運用や維持には当然ロシアの協力が必要になるし、将来もロシアの兵器を輸入し続けなければならない。
そうやっていると、徐々に国軍の兵器は全面的にロシアに依存したものとなっていく。それは、非常に危険なことである。もしロシアが何らかの無理難題を押し付けて、「断るならば兵器の輸出を全面的に差し止める」 と言ってきた場合に、進退に窮するからだ。国防の要である軍の根本を握られているというのは、どうしようもないほどの外交的弱点になる。

ソビエト連邦は、いつもそうやって様々な国を抱き込んできた。典型例に東欧諸国がある。
東欧で反ソ的な機運が盛り上がったとしても、諸国はそう簡単にソ連と対立できなかった。国家間の対立においてもっとも必要とされる軍事力をソ連が支配していたからである(ハンガリー動乱のように、乏しいソ連製兵器でソ連に立ち向かったような例はあるが)。だからこそ、東欧諸国は90年代になるまでソ連の支配から脱せなかった。
ある国の兵器市場の独占をすることは、経済的手段や政治的手段よりもよっぽど手っ取り早く、その国を支配できるのである。

冷戦時代、アメリカとソ連は少しでも自国の支配地域を増やそうと、必死で兵器を輸出した。場合によっては実質的に無料で兵器をばら撒いたのも、上記のような理由があるからである。
だがこのごろは、世界の兵器市場でのロシアのシェアが減り、その分中国が台頭している。それは、そのまま世界の支配力がロシアから中国へシフトしている事を意味する。これは、ロシアにとって絶対に看過できないことである。

ロシアがソビエト連邦時代のような栄光を取り戻せるのか、注目していきたい。
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